婚姻と同性カップルの祝福

婚姻について

婚姻とは、二人が自由な意思によって結ばれることです。

二人は、生涯にわたる愛と忠実、そして互いに支え合うことを約束します。また、その歩みを神と共同体の前に差し出します。

婚姻の価値は、男女の組み合わせだけによって決まるものではありません。

大切なのは、互いの尊厳を守ることです。そして、喜びや困難を分かち合い、誠実に生きることを約束することです。

同性カップルの婚姻

日本キリスト聖公会は、同性カップルの愛と生涯の約束を尊重します。

同性カップルの婚姻は、異性カップルの婚姻と同じ尊厳を持つものです。そのため、教会の定める婚姻典礼または婚姻祝福式を行います。

ただし、日本の民法上の婚姻と、教会の典礼上の婚姻は、法的には区別されます。

教会は現行法を守ります。同時に、同性カップルが法の下でも平等な婚姻の権利を得られることを願い、その実現を支持します。

婚姻を希望する方へ

婚姻典礼を希望する二人には、事前に面談を行います。

この面談は、二人を審査するためのものではありません。

互いの意思を確認し、これからの生活について一緒に考えるための時間です。家族、信仰、経済、病気、将来への責任などについて、丁寧に話し合います。

性的指向、性自認、過去の離婚歴だけを理由として、婚姻を拒むことはありません。

聖職者の良心と教会の責任

個々の聖職者には、それぞれの良心があります。

しかし、聖職者個人の見解によって、同性カップルが教会の定める婚姻典礼を受ける機会を失ってはなりません。

担当する聖職者が婚姻典礼を執行できない場合、教会は別の聖職者を紹介します。また、必要な牧会的支援も行います。

良心への配慮は必要です。しかし、それが他者の尊厳や権利を奪う理由になることはありません。